F1チーム代表を務めるクリスチャン・ホーナーを無罪とした今年2月の決定に対する不服申立てを巡りレッドブルGmbHは、再度の調査を経てこれを退けた。
女性従業員は昨年12月、ホーナーがセクハラを含む「不適切行為」を働いたとしてレッドブルに訴えを提出した。
これを受けレッドブルが、外部の法廷弁護士による調査を経てホーナーを無罪としたことから女性従業員は3月、レッドブルによる停職処分を経てこの決定に異議を申し立てた。
再度、別の法廷弁護士による調査を行ったレッドブルは、この申し立ては認められないと結論付けた。
レッドブルは声明を通して「今シーズン初め、クリスチャン・ホーナーに対する苦情が調査された。これは、独立したKCの任命を伴う当社の苦情処理手続きによって処理され棄却された」
「申立人は不服申立ての権利を行使した。これは別の独立したKCによって対処された。手続きのプロセスは全て完了した。最終な結果として申立ては認められなかった」
「レッドブルはKCの結論を受け入れ採用した。内部手続きは終了した」
「当社は全従業員のプライバシーを尊重しており、現時点ではこの件についてこれ以上の公式コメントは発表しない」
「レッドブルは引き続き最高の職場基準を維持していくことを約束する」
ホーナーは一貫して無実を主張してきた。少なくともレッドブルGmbHが規定する内部手続き上において本件はこれで終結することになる。
ただ、女性従業員には雇用審判所に対して民事訴訟を起こす手もあり、この問題がこれを以て完全終結となるかどうかは分からない。
時系列で追うホーナー騒動
日付
概要
詳細
2月5日
告発を受けレッドブルが調査開始を発表
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2月6日
告発者は女性従業員との報道
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2月9日
弁護士による8時間に聴取も未決着
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2月15日
ホーナー、不和説や権力闘争を否定
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2月16日
蘭紙がセクハラ・和解提案疑惑を報道
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2月18日
F1が声明を発表
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2月25日
フォードが不満を表明
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2月28日
レッドブルがホーナー続投を発表
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2月29日
ホーナー、バーレーンで結束を強調
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証拠リーク騒動
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ウォルフとブラウン…F1とFIAに介入要求
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3月1日
FIA会長がホーナー騒動に言及
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ヨスがホーナー退任を要求
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ヨスがウォルフと、FIA会長がフェルスタッペンと接触
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3月6日
ホーナー、F1誌に記事削除を要求
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3月7日
ヨスの対応にフェルスタッペンが反応
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レッドブル、ホーナー告発女性を停職処分
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3月8日
ヘルムート・マルコ、停職処分の危機
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フェルスタッペン、マルコ騒動を受け離脱を示唆
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3月9日
ヘルムート・マルコ、停職処分を回避
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3月16日
告発女性、無罪放免決定に不服申し立て
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5月1日
ニューウェイ、レッドブルF1離脱を発表
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6月28日
ホーナーとヨス、新たな確執で対立
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6月29日
フェルスタッペン、父とホーナーの確執再燃に懸念
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8月1日
重鎮ウィートリー、離脱を発表
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8月8日
レッドブル、無罪決定に対する異議を棄却
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Source link : https://formula1-data.com/article/red-bull-rejects-appeal-on-horners-misconduct-allegation-exoneration
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Publish date : 2024-08-09 03:54:11
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